あの暗さ、息苦しさ、恐怖、発狂する状況を追体験

沖縄戦、その始まりから終わりまでを見るツアー

先日は大変、大変お世話になりました。2日間密な日程で、荒れた天候の中、懇切丁寧に案内してくださり、ありがとうございました。前もって予習をしてから臨んだつもりでしたが、学習不足、ノートも忘れ、失礼致しました。2日間、私はあまりの無知ぶりに、恥ずかしさと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。淡々と語る下地さん。穏和で優しくて温かい。しかし内に秘めた情熱は青い炎の如く、見えないけど強いと感じました。だからこそよりいっそう心を動かされました。実際に沖縄の地に足を着け、見て、聴いて、感じて、初めて理解ができたと思います。あの暗さ、息苦しさ、恐怖、発狂する状況を追体験し、当時の方々を思うと苦しかったですし、死ななくてよい命がたくさんあったかと思うと、悔やまれてなりません。繰り返し勉強をしなければと思ったし、もっともっと知りたい、学びたいと思いました。亡くなった魂は、自分のことを忘れないで欲しいと望んでいます。今回のようにその地へ訪れることで、当時の方々が喜んでくれていれば私は幸せです。また、沖縄の基地の多さ、米軍や日本政府の無慈悲さ。琉球王国から強制的に日本に併合され、沖縄戦で家も、畑も、文化も、歴史も、命も、希望も、なにもかも焼き尽くされ、想像を絶するような生き地獄を耐え、その地に居座る米軍基地という重い重い問題にも耐え、沖縄の方々には心から敬意を表します。今の日本は平和ボケしていて、これが当たり前だと思っています。生きたかったのに生きられなかった、懸命に生きていたのに、むざむざと殺された多くの人々がいる。その多くの死があって、今の日本があるということに感謝もない。私も含め、真実を知らない人が多すぎます。知ろうとしない人も多すぎます。無知は罪です。そういう意味では、私達日本人もまた、日本政府やアメリカと同じなのです。多数の人に一度で理解してもらうことは無理でしょう。だからこそ下地さんの活動は、大変意義のある大我な行動だと思います。お一人での活動は、大変だとは思いますが、このツアーは素晴らしいですから、是非お身体を大事になさって続けて行って欲しいと思います。私の魂には、下地さんの想いが届きました。あとは私の行動ですね。下地さんのような大きいことはできないけれど、まずはもっと勉強するところからスタートです。伝え手が減る一方、戦争を知らない若者が増え、近隣国も一触即発なご時世です。沖縄は、轟音と共に暴れ回る軍機が、いつ落ちてくるかもわからない危険な地です。沖縄の方々が、どうぞご無事で平穏に暮らせますように。これ以上苦しめられませんように。祈りを捧げると共に、私も少しずつ平和につながる活動をしていければと思っています。ありがとうございました。
(I.様 埼玉県 女性)