「沖縄のことを考える」

沖縄戦、その始まりから終わりまでを見るツアー

今回は、社員旅行が沖縄に行くことに決まり自由時間に何をしようか考えていました。沖縄のツアーを調べていると他とは違う戦争遺跡ツアーを見つけ、これに参加すれば最近の基地移設問題を考える上で自分の基になる考えが見つけられるのではないかと参加を決めました。
ツアーの中で驚いたことは、米軍兵士の精神異常の発病の多さです。日本軍の夜襲の恐怖もありますが、一夜明けて自分たちが殺した情景に耐えられなかったのが一因と聞いて、殺した側にも悲惨な結果が訪れることを知りました。
また、下地さんのクイズで予想外の答えだったのが、陸軍司令部を首里から喜屋武に移動する判断を一人押し通したのが、今まで戦略の意見が通らなかったアメリカ留学のある八原高級参謀であったこと。大本営の命令に忠実に従う日本人の真面目さが仇となってしまったのでしょうか。
もう一つ、戦争後に返還の後も残った米軍基地の話も聞けました。基地返還以外解決しないのに、なぜ移設しないといけないのか疑問が残りました。
戦争の傷跡が残ってる現状を見たおかげで「沖縄のことを考える」事によって、日本人の本質を理解し平和な国をつくるために、また日本政府が誤った方向に向かわないための答えが出てくるのではないかと思っています。
本土に復帰しても、まだたくさんの米軍基地が残っているのを知って、少しでも早く返還されていくことを願っています。
最後に、一方的に話を聞くだけでなく会話応答が出来たので、内容を深める事ができて意味深いものとなりました。本当にありがとうございました。
(K.様 北海道)