自分の気持ちに一区切りをつけることが出来た

沖縄戦、その始まりから終わりまでを見るツアー

私の世代、あるいはその中でも特定の者だけかもしれませんが、沖縄というキーワードで思い浮かぶのは沖縄戦です。
ダイビングもやりますので、世代を問わず気軽にサイパンに行って潜って遊んでくる仲間もいます。が、少なくとも私はサイパンで遊ぶ気にはとうていなれません。
この思いは沖縄でも基本的には同じで、仕事で沖縄を訪れる時はともかく、ダイビングなどで沖縄を訪れる際は心のどこかでここ(沖縄)で遊ぶことへの引っ掛かり(後ろめたさのようなもの)を引きずり続けていました。いつかどこかでこの気持ちを総括しなければならないと思いつつ時間だけが経過してしまいましたが、下地さんの存在とガイドを知り、ここで自分の気持ちに何らかの区切りがつけられることを期待してお願いしました。
これまで点でしか見聞していなかった戦跡を米軍上陸地から摩文仁まで地理的に線と面で、さらに時系列を追ってたどることにより、ようやくその輪郭を見ることが出来た思いです。その意味で自分の気持ちに大きな一区切りをつけることが出来たと同時に、今回案内いただいた内容をどう捉えるかという新たなスタート地点に立った思いです。そしてそのスタート地点は今回のツアーを経験しなければ生涯見ることすら出来なかったことと思います。
心より感謝いたします。
「移ろうて 沖縄(しま)の景色は 変われども 何を見つめん 富盛の獅子よ」
(K.様 福岡県)