基地負担を強いられている現実を感じ取れました。

沖縄戦、その始まりから終わりまでを見るツアー

沖縄戦の戦災地を案内していただきありがとうございました。
案内がなければ、円滑に巡回できませんでした。当時の写真と現在の場所を照らし合わせての説明があったおかげで、戦況がよくわかりました。
沖縄戦での殺戮による甚大なる悲しみ、戦後の米軍支配での苦しみ、日本に帰属後も変わらぬ基地負担を強いられている現実を具に感じ取れました。
心残りは、沖縄県民の現在の風俗、習慣や下地さん自身が分析する現在の沖縄県民の存意、将来への展望が見えてこなかったことでした。
沖縄県がかかえる基地について、これまでの自立支援目的の振興金は、基地依存に姿を変えています。昨年末の仲井眞弘多知事の辺野古埋立承認により、これからはそれ以上に依存体制を進めていく表明をしました。
日本軍の基地があることでの安心は幻だったことを悲惨な沖縄戦は証明しています。米軍基地の基地があることで、重大事故や犯罪への不安は消えません。
青森県では、陸海空の自衛隊、米軍基地をかかえ、日本海側に拡大、さらには危険な原発、再処理工場、中間処理場など次々と建設中です。自立目的だったのが、核依存へと変化した青森県の状況は、基地依存に似ています。福島県の原発事故により、核の安全は夢物語であったと気づいたのに。。。
人間の歩む道はどれか。目指す所は何か。真実の情報を得て、正しい判断に努めます。
今、国権は暴走しています。1人1人が監視して、戦争につながるあらゆるものを否定してこそ、戦没者への慰霊になると信じます。その為には、歴史をどのように学び、反省し、どのように未来に伝えるか、問い続け、考え続ける必要があります。
(K.様 青森県)