印象深かった浦添グスク案内

浦添グスク跡

浦添グスク跡

先日の浦添グスクのガイドありがとうございました。沖縄リピート歴8回のわたしにとってはまさにこういう話が聞きたかった!こういう人に会いたかった!と思える印象深いものでした。87歳で沖縄初めての母は見るもの聞くもの目新しく、早速に足元に広がる琉球石灰岩からして珍しがりましたね。それなら!と下地さんは浦添の地質、南西諸島の生い立ちから講義始めたので・・ムム、これは予定時間を大幅にこえそうだ。やっぱり沖縄時間なんだ!“下地さん”、あの70年代の<紫>のいメンバーにもいた名字….やっぱり沖縄に多いのかな?…沖縄の人なんだわ!沖縄時間だ!などと….やっととった休暇を親孝行、夫婦親睦、仕事に疲れ切った自分のリセットと、休みに来てるのに相変わらずテンテコマイしてるワタシのあたまの中、下地さんの熱心なガイドに、計画変更をもはや考え始めたのでした。がしかしその後13世紀の初期琉球王国から17世紀初めの薩摩侵入、去る沖縄戦、そして今まさにグスクから眺める普天間基地を目の当たりにする現代まで、意外にも2時間ピッタリにまとめあげてくれたところは、プロですね!おみごと!有り難うございました。

王陵 浦添ようどれ

王陵 浦添ようどれ

あの琉球国王陵の麓で育ったった下地さんは、幼いころ無邪気に日本軍兵士の古銭を掘り集め遊んだそうですね。傍らには兵士の人骨が埋もれていたそうですね。わたしは、人の子の母として実に哀しくその話しを聞きました。私はわが子の遺骨を決して戦場にさらしたくはないし、無念の遺骨のさらされた洞で幼いわが子を決して遊ばせたくもありません。ああまさにこれがオキナワなのだと感じました。この哀しみ、苦しみの中で沖縄の皆さんは65年を生きて来られたのだとわずかばかり知った気がします。
浦添グスクの復元、楽しみにしています。次回、沖縄再訪の時にはグスクのさらに奥まで連れていってください。また歴代の王はもちろん、当時の人々が歩いた首里城までの石畳を是非、下地さんと一緒に歩きたいと思いますので、こちらのガイドもよろしくお願いしますね。
下地さんに教えて頂いた、氷あずきの店・・・なんていいましたか・・・お陰さまで皆、グスク散策の心地よい疲れを沖縄の甘味で癒しました。隣で現地の方が食べていた定食も丼ご飯に、これまた大盛りおかず。そちらも、かなり美味しそうでした。
また、お会いできることを楽しみにしています。(M. S. 御一家様、札幌)